静岡県の中央を流れる大井川の中上流部に位置し、町境の東側は静岡市、西側は浜松市、南側は島田市と隣り合っています。
町域は大井川に沿って東西約23km、南北に約40kmと南北に細長い形をしています。面積は496.72㎢で(静岡県全体の6.4%)、その内の約94%を森林が占めています。
日本三代銘茶のひとつ「川根茶」の産地として知られ、新茶の時期は町全体が活気で溢れます。
奥大井と呼称される観光地でもあり、町全体が南アルプスユネスコエコパークに登録され、自然環境に優れた町として世界的に認められています。日本で唯一のアプト式鉄道「南アルプスあぷとライン」が走り、接岨湖に架かるレインボーブリッジと奥大井湖上駅の大パノラマは、日本の観光名所に贈られる「ジャパンアワード2019」を受賞するなど一見の価値があります。また「寸又峡温泉」「接岨峡温泉」も泉質の良い出湯として親しまれています。
川根本町は町全体がエコパークエリアに指定されています。 南アルプスは、3,000m級の山々が連なる日本有数の山岳地帯で、平成26年6月に自然環境の保全と人間の営みの両立に取り組んでいる世界的な地域として、ユネスコ認定されました。
光岳は標高2,592mの南アルプス最南端の高峰。遠目に見ると山腹にある岩(光岩)が白く光って見えることから名付けられました。
ハイマツ南限の地域としても知られています。
寸又峡温泉の「夢のつり橋」(高さ8m、全長90m)は、世界で人気のサイト、トリップアドバイザーで「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋ベスト10」に選出されるなど、自然との神秘的な調和が人気のスポットです。 川根本町は、「寸又峡温泉」の他「接岨峡温泉」「白沢温泉」「千頭温泉」など、南アルプスの麓から湧き出る出湯の郷として親しまれています。 多くのミネラル分を含んだ良質な源泉は、肌にしっとりとまといつくような感じが特徴です。
川根茶は宇治茶・狭山茶と共に日本の三大銘茶として知られています。自然環境が茶葉の育成に適しており、ふくよかな香りと舌の奥に広がる甘味が特徴です。 また、ゆずの生産地としても知られ、標高200〜600mという高地ならではの厳しい寒暖差や比較的長い日照時間、大井川の川霧などの自然環境が、極めて高い品質のゆずの生産を可能にしています。 椎茸や自然薯などの地場産品と共に旅のお土産として大変よろこばれています。
「徳山の盆踊」は、令和4年11月30日にモロッコのラバトで開催された第17回無形文化遺産保護条約政府間委員会において、ユネスコ無形文化遺産「風流踊」のひとつに登録されました。 風流踊と狂言からなり、芸能全体の構成が近世初期の古歌舞伎踊の面影を伝える貴重な芸能です。
毎年8月15日夜、徳山の浅間神社の境内に設営された舞堂において、「鹿ん舞」「ヒーヤイ」「狂言」の構成で演じられます。