教えて! 先輩移住者さん

板谷信吾さん
町の規模が大きくない分、顔の見える関係や人とつながっていく楽しさがあります。
Profile
  • 板谷信吾しんごさん 30代
    出身
    川根本町
    前居住地
    滋賀県
    移住時期
    2019年
    前職
    理学療法士
    現職
    「デイサービスみずかわ」運営
  • 板谷知加ちかさん 30代
    出身
    滋賀県
    前居住地
    滋賀県
    前職
    看護師
    現職
    子育てで仕事お休み中
    子供
    岳信たけのぶ君 9歳
    龍ノ佑りゅうのすけ君 7歳
    実采みこと ちゃん 2歳

信吾:浜松市の大学で出会いました。卒業後、理学療法士として静岡市の病院に3年ほど勤めたのち、妻の実家がある滋賀県へ移住しました。

信吾:滋賀に4年ほど住んで、2019年に川根本町へ戻ってきました。もともと地元が大好きで、いつかは戻りたいと思っていましたから。

信吾:子どものころは自然に囲まれて遊んでいました。もともと家族や地元の友だちとも仲が良かったので、楽しい思い出がたくさんあります。いつか川根に戻るなら地元に貢献できる何かをしたいな、という思いは漠然とありましたね。

お付き合いしている頃から川根にはよく行っていました。夫の実家近くの川がとてもキレイで、魚を捕ったり、近くで犬を散歩させたりしていました。私自身がもともと都会育ちではないし、子育てするなら田舎のほうがいいなと思っていたので、川根に住むこともすんなり受け入れられました。

板谷さん画像02

信吾:そうです。民家をお借りしてリハビリ特化型デイサービス施設を2020年1月にオープンしたんですが、最初は人を雇うのが大変でしたね。その上、コロナ禍でダブルパンチ。利用者も集まらず、経営はなかなか厳しかったです。事業形態も試行錯誤して、4年たってようやく落ち着いてきた感じです。

信吾:川根本町起業及び事業継続チャレンジ補助金を使いました。開業には何かとお金がかかるので、こういった制度はありがたいですよね。役場や商工会の方にも親身に相談に乗っていただきました。

信吾:地域に根付いた施設にしたいですよね。今は一日の定員が10人ですが、13~14人くらいまで受け入れられるようにしたいです。

知加:移住したばかりの頃は、夫の施設で働いていました。知っている人もいない中で、仕事、家、保育園の行き来でかなり行き詰まっていましたね。この頃は私たち親も大変でしたが、子どもたちも環境に慣れるのに大変だったと思います。第三子の出産を機に仕事を辞めたんですが、それで少し余裕ができました。

知加さん画像

知加:上の子二人がけっこうヤンチャで、保育園でトラブルがあったりしたんですが、夫以外に話せる人がいなかったんです。そんな時、「てんでんこ」の存在を知って足を運ぶようになりました。店主の舞子さんが話を聞いてくれたり、子どものことを肯定的に見てくれたりして、「ここなら安心」と思えました。親も子どもも安心できる場所に出会えて、本当に救われました。

知加:そうですね。「ゆめパのじかん」(子どもも大人もみんなが作り手となって生み出される「居場所の力」と、時に悩みながらも、自ら考え歩もうとする「子どもの力」を描き出したドキュメンタリー)という映画を知ってその上映会を川根本町でやりたい、と舞子さんに相談したのがきっかけでした。私自身が子育てで悩んでいたのもあって、「もっと楽にしていいんだよ、こういう考え方もあるんだよ」と、この町のお母さんたちにも知ってもらいたいという想いから2023年10月に「かわね きりんの会」を立ち上げました。

知加:きりんは群れの大人がみんなで子育てするそうなんです。そんなきりんの習性のように、地域全体で子育てをやれるようになれば、という想いでこの名前にしました。今は16人くらいメンバーがいます。「きりんひろば」というイベントや講演会を主催したり、地域のマルシェに呼ばれて出展したり、メンバー同士で勉強会をしたりしています。

「ゆめパのじかん」上映会&交流会の様子

知加:私たちが子どもの頃は、地区ごとに子ども会がありました。今は少子化でそれもなくなって、学校以外で子どもたちが集まる機会がほとんどないんです。子どもたちが好きな時間に行って自由に遊べる場所、つまり「居場所」を作っていきたいなと思います。一過性のイベントではなく、子どもも大人もみんなで学び合い育ちえるような拠点ができればいいですね。

板谷さん画像03

信吾:川根本町には足りないものがいろいろあるかもしれないけれど、自分たちで何か始めようと思えばできます。そういう時に周りに手伝ってくれる人がいることもありがたいですね。町の規模が大きくない分、顔の見える関係というか、知り合いができ始めると一気に広がりますよ。

知加:私も同感です。以前はサービスを受ける側、やってもらうという感覚でした。でも、ないなら自分でやってみよう、という意識に変わりました。人とつながっていくのも楽しいし、少しずつやりがいが生まれています。

取材日:2024年10月

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